こんにちは!現役一橋生です。
今回は「長期インターンを探している大学生」に向けて、私の経験も交えながら、メリットや探し方、選ぶ際の注意点などを詳しく解説していきます。
就活前に社会経験を積みたい、スキルを身につけたいと考えている皆さん、ぜひ参考にしてみてください!
長期インターンとは?短期との違い
長期インターンとは、一般的に3ヶ月以上、多くの場合は半年〜1年以上継続して行うインターンシップのことです。短期インターン(1日〜2週間程度)と比べて、以下のような違いがあります。
長期インターン | 短期インターン |
---|---|
実務経験を積める | 業界・企業理解が中心 |
責任ある仕事を任される | 見学や簡単な業務体験が多い |
有給であることが多い | 無給または交通費支給程度 |
週2〜3日、1日4〜8時間程度 | 毎日フルタイムで参加 |
採用直結の可能性が高い | 採用選考とは別枠のことも多い |
私が大学3年生の前期に参加した短期インターン(3日間)では、会社説明や簡単なワークショップが中心で「本当の仕事」を体験した気がしませんでした。その点、長期インターンでは実際のプロジェクトに関わり、成長を実感できる点が大きな違いです。
長期インターンのメリット5選
1. リアルな社会経験を積める
教科書では学べない「実務経験」を積めることが最大のメリットです。私の場合、マーケティング職のインターンで、実際の広告運用やコンテンツ制作を任されました。最初は不安でしたが、先輩社員のサポートもあり、徐々に自信がついていきました。
学生と社会人の架け橋となる経験は、将来のキャリアを考える上でも貴重な指針になります。
2. 専門的なスキルが身につく
長期間継続して特定の業務に携わることで、専門的なスキルが身につきます。例えば:
- マーケティング職→データ分析、SNS運用、コピーライティング
- エンジニア職→プログラミング言語、開発フロー、チーム開発
- 営業職→コミュニケーション能力、提案力、クロージングスキル
「大学の勉強と実務は全然違う」とよく言いますが、本当にその通りでした。インターン先での経験は、就活でのアピールポイントにもなります。
3. 人脈が広がる
長期インターンでは、社員の方々と深く関わる機会が多いです。私のインターン先では月に1回チーム飲み会があり、社会人の生の声を聞ける貴重な機会でした。また、他の大学生インターン生とも交流でき、同年代の意識高い仲間との出会いは刺激になります。
この人脈は就活時の情報収集や、将来のキャリアにおいても役立つことがあります。
4. 自己成長が加速する
長期インターンでは、自分の強みや弱み、興味を深く知ることができます。私は人前で話すことが苦手でしたが、クライアントへのプレゼンを任されるうちに少しずつ克服できました。
また、ビジネスマナーや社会人としての振る舞いも自然と身につきます。メールの書き方、オフィスでのコミュニケーション、時間管理など、社会に出てから役立つスキルを先取りで学べるのは大きなアドバンテージです。
5. 収入を得ながら経験を積める
長期インターンの多くは有給です。時給1,000〜1,500円程度のところが多く、月に4〜5万円ほどの収入になります。私の場合、週3日・1日6時間で月に約7万円の収入がありました。
学業と両立しながら社会経験も積めて、さらにお金も稼げるのは学生にとって理想的な環境ではないでしょうか。
自分に合った長期インターンの探し方
1. インターン情報サイトを活用する
以下のサイトが特に情報量が多くおすすめです:
- Wantedly – ベンチャー企業が多く、カジュアル面談から始められる
- サポーターズ – IT・Web系に特化したインターン情報が充実
- キャリアチケット – 大手企業〜ベンチャーまで幅広い情報あり
- OfferBox – プロフィール登録しておくとスカウトが来ることも
私はWantedlyから3社、キャリアチケットから2社にエントリーし、最終的にWantedlyで見つけたベンチャー企業に決めました。
2. 大学のキャリアセンターを利用する
意外と見落としがちですが、大学のキャリアセンターには大学と提携している企業のインターン情報が揃っています。私の大学では、大手企業の「学生枠」があり、倍率が低めだったのでチャンスが広がりました。
3. Twitter(X)やSNSで情報収集
「#長期インターン」「#大学生インターン」などのハッシュタグで検索すると、公式サイトには載っていない情報に出会えることも。また、気になる企業の採用担当者をフォローしておくと、インターン募集のツイートをいち早くキャッチできます。
4. 知人の紹介
友人や先輩で長期インターンを経験している人がいれば、紹介してもらうのも一つの方法です。実際の業務内容や職場の雰囲気など、内部情報を事前に知れるメリットがあります。
長期インターンを選ぶ際の注意点
1. 学業との両立を考える
週3日以上や1日8時間などの長時間勤務だと、テスト期間や課題提出時期に苦労することがあります。私は週3日・1日6時間でも、繁忙期は正直きつかったです。
特に研究室配属後は実験や論文作成で時間が取られるため、早めに長期インターンを経験しておくか、勤務日数・時間の調整が可能な企業を選ぶことをおすすめします。
2. 「無給」「交通費のみ」のインターンは要注意
長期インターンなのに無給というケースは、単なる「タダ働き」の可能性があります。実務経験を積ませてもらうのですから、正当な対価が支払われるべきです。最低でも時給1,000円程度、交通費支給は必須条件と考えましょう。
3. 教育体制をチェック
「放置型インターン」に注意が必要です。業務を教えてもらえず自己解決を求められたり、雑用ばかりを任されるケースもあります。面接時に具体的な業務内容や教育体制について質問しておきましょう。
私は面接で「メンター制度はありますか?」「フィードバックはどのように行われますか?」と質問し、手厚いサポート体制がある企業を選びました。
4. アクセスの良さも重要
授業後にすぐインターン先に行けるか、帰りの終電は大丈夫かなど、立地条件も重要です。私は大学から電車で40分のインターン先を選びましたが、移動時間がもう少し短ければ良かったと感じています。
5. 将来のキャリアとの関連性
「とりあえず経験」も価値はありますが、できれば将来目指したい業界や職種に関連したインターンを選ぶと、キャリア形成の面で効率的です。私はマーケティングに興味があったため、デジタルマーケティング領域のインターンを選びました。
長期インターン体験談〜私の場合〜
私が3年生の4月から始めたのは、20名ほどのマーケティングベンチャーでのインターンでした。主な業務は:
- クライアント企業のSNS運用補助
- ブログ記事の作成
- 広告レポートの作成・分析
最初の1ヶ月は戸惑うことも多く、「自分にできるのかな」と不安でいっぱいでした。特に初めてのクライアントミーティングは緊張しましたね。でも、3ヶ月目くらいから徐々に任される仕事が増え、6ヶ月後には一人でクライアント対応をさせてもらえるまでに成長できました。
大変だったのは、繁忙期に授業のレポートと仕事の締め切りが重なった時です。睡眠時間を削って対応した日もありましたが、今思えばタイムマネジメント能力が鍛えられた貴重な経験でした。
そして何より、「自分の作った企画で成果が出た時」の達成感は何物にも代えがたいものでした。学生のうちから「仕事の面白さ」を知れたことは、その後の就活にも良い影響を与えてくれました。
よくある質問
Q1: いつから始めるのがベスト?
A1: 2年生後期〜3年生前期がおすすめです。就活が本格化する3年生後期より前に経験を積んでおくと、自己分析や業界研究に役立ちます。私は3年生の4月から始めましたが、もう少し早く始めれば良かったと感じています。
Q2: 授業との両立は可能?
A2: 可能ですが、計画性が重要です。私の場合は火・木・土をインターン日にして、重要な授業は月・水・金に集中させていました。テスト期間は事前に上司に相談し、シフトを調整してもらいました。柔軟に対応してくれる企業かどうかも選ぶ際のポイントです。
Q3: 選考対策はどうすれば?
A3: 長期インターンの選考は本選考ほど厳しくないことが多いですが、基本的な対策は必要です。特に「なぜうちの会社を選んだのか」「何を学びたいのか」という質問は必ず準備しておきましょう。また、「学生ならではの柔軟な発想」をアピールすると好印象なことが多いです。
Q4: 長期インターンは内定に有利?
A4: 多くの場合、有利に働きます。特に同じ企業での本選考では、すでに能力や人柄を評価されているため、内定率は高いです。別の企業でも「長期間継続して働いた経験」は高く評価されます。私の場合、就活では全ての面接でインターン経験について質問されました。
Q5: アルバイトとの違いは?
A5: 専門性と成長機会が大きく異なります。アルバイトは定型業務が中心ですが、インターンは専門的な業務に携わり、社員と同様のフィードバックを受けられる点が大きな違いです。キャリア形成を考えるなら、関連分野のインターンの方が断然価値があります。
まとめ
長期インターンは、学生のうちから「リアルな社会経験」を積める貴重な機会です。適切な企業選びさえできれば、スキルアップ、人脈形成、自己成長、そして収入と、メリットだらけの活動と言えるでしょう。
私自身、長期インターンを通じて社会人としての基礎力が身につき、就活での自己PR材料も増えました。何より「自分がやりたい仕事」「向いている仕事」が明確になったことが最大の収穫でした。
最初の一歩を踏み出すのは勇気がいるかもしれませんが、ぜひチャレンジしてみてください。きっと大学生活がより充実したものになるはずです!
この記事が長期インターンを検討している皆さんの参考になれば嬉しいです。何か質問があれば、コメント欄でお待ちしています!
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