[27卒向け|年内内定]26卒現役一橋生が語るSPI・Webテスト対策の効率的かつ具体的な勉強法

就活関連

就職活動において、多くの企業で採用されるSPIや玉手箱をはじめとするWebテスト。これらのテストは問題数が多く、出題形式も企業によってさまざまです。しかし、要領よく対策しておくと他の就活生の優位に立って就職活動を余裕を持って乗り切ることが可能です。今回は、現役一橋生かつ年内内定者である筆者(26卒)の経験をもとに、webテストの効率的な勉強法を万人に役立つ「王道の勉強法」と筆者独自の「オリジナル勉強法」の2つに分けて紹介します。

王道の勉強法

参考書を買って3周する

SPIや玉手箱など、市販の参考書を購入して3周ほど繰り返し解くのが最もオーソドックスな方法です。特にSPI関連の参考書は定番書が多く、長年の研究で問題のパターンが整理されているため、解説がわかりやすく体系立てて学習できます。

参考書を一冊決める

SPIや玉手箱など、志望企業が実施するテストの形式に合わせた一冊をまず選びます。同じ種類の参考書を複数買うよりも、最初は一冊を完璧に仕上げることを重視してください。

3周して知識を定着させる

1周目は問題形式を把握するつもりでざっと通読し、わからない問題には簡単に目印をつけましょう。2周目で理解を深め、3周目で定着を図るイメージです。この「3周目まで繰り返す」作業が苦手分野の克服や知識の定着に効果的です。これはwebテストの勉強に留まらず、参考書を使った全ての勉強に言えることですが、丁寧に解くことよりも何回も解くことの方が記憶に残りやすいため、サクッと何周も参考書をこなすことを目指しましょう。

本番を想定したタイムマネジメント

Webテストは制限時間があるため、時間配分も練習段階から意識しましょう。慣れてくると、問題を解くスピードに余裕が生まれ、応用問題にも落ち着いて対処できます。ここでも1問1問をじっくり解くことよりも、サクッと解くことが有利に働きます。

王道勉強法のメリット・デメリット

メリット

  • 体系だった知識を基礎から学べる
  • 解説が丁寧なので、苦手分野を潰しやすい
  • 市販参考書を使うことで効率良く最頻出パターンを網羅できる

デメリット

  • 参考書代がかかる
  • 大量の演習問題をこなす必要があり、モチベーションが途切れやすい
  • 実際のテスト形式とは微妙に異なる場合もある

ここまでは一般的な勉強方法を書きました。次はいよいよ爆速でwebテストを攻略することができた私のオリジナル勉強方法を紹介します。

オリジナル勉強法

参考書を一切買わず、本番で経験値を稼ぐ

志望度の低い企業のWebテストを積極的に受けまくる」ことで、本物の出題パターンを肌感覚でつかむ方法です。Webテストを選考に導入している企業は数えきれないほどあるため、たとえ10社ほど落ちてもまだまだ練習企業はたくさんあります。

志望度の低い企業からスタート

最初から第一志望のテストを受けると、テスト形式を知らないまま失敗するリスクが高くなります。そこで、練習目的で志望度の低い企業からWebテストを受けることで、実戦形式の演習を無料で積めるわけです。また、仮にwebテストを受け始めてから間もない時期だったとしても、選考に通過することができればさらに貴重なグループディスカッションや面接の練習もタダで受けることができます。

繰り返し受けるうちに問題が“既視感”に変わる

何度も本番を経験していくうちに、よく見るパターンの問題が分かってきます。参考書の模擬問題と違い、「実際に出題される問題」を複数回こなすため、吸収スピードが飛躍的に上がります。さらに、webテストでは問題の数が限られているため、解けば解くほど過去に出た問題と全く同じ問題が出る確率が高くなります。TG-WEBはwebテストの中でも問題の数が相対的に少ないため、体感で3回くらい解けば1問は見たことある問題が出てきます。他の人が参考書を使ってそれっぽい問題を解いて対策している間に、見たことある問題がどんどん増えていきます。

わからない形式の問題だけ参考書でピンポイント学習

とは言っても、いきなり実際のwebテストを解いたら、わからない問題が分からないままになってしまいます。そこで、本番で出題された問題のなかで、どうしても解けなかった形式があれば、その部分だけを市販の参考書でピンポイントに補強します。参考書ではwebテストと全く同じ問題は出ませんが、解法が同じ問題が解説付きで学べます。全面的に参考書を買うより費用も抑えられ、効率よく苦手克服できます。

オリジナル勉強法のメリット・デメリット

メリット

  • 実戦形式に早い段階で慣れることができる
  • モチベーション維持がしやすい(本番なので緊張感がある)
  • 解説が不要な分、効率的に“実際の問題”だけを解く機会が多い • 必要になったときだけ部分的に参考書を買えば良いのでコストを抑えられる

デメリット

  • 志望度の低い企業であっても本番で失敗すると、選考に残れない(練習代わりと割り切れるかどうか)←本選考ではなくインターン選考ならば、仮に落ちても本選考でやり直せるためバンバン応募しても良いと思う
  • テスト結果を利用し続ける企業のテストだと、早期に受験した結果が後々の選考にも影響する場合がある(事前によく調べておくこと)ex)PwC
  • 試験の形式が変わる年度には、過去のパターンが通用しにくい可能性もある(定期的に問題が入れ替わっている)

どちらの勉強法を選ぶべきか?

「王道の勉強法」で基礎を固めてから、「オリジナル勉強法」を組み合わせるのが、多くの人にとってベターな答えだと思います。最初に市販の参考書でSPIやWebテストの形式を一通り学んでおくことで、初見の本番テストで極端に失敗するリスクを下げられます。そのうえで、比較的志望度の低い企業のWebテストをどんどん受験して経験値を積むのが理想的な流れです。万人に都合の良い勉強方法がないのと同様、就活においてもそれぞれの適性に合った勉強方法を自分で見つける必要があります。ただし、それが早ければ早いほど他の就活生より優位に立てます。この記事が読者の皆さんそれぞれの効率の良い勉強方法の発見に役立てれば幸いです。私の場合は参考書を1秒も見ずにいきなりwebテストを解きまくり、結果的に年内に大手の金融業界の内定をいただくことができました。

効率の良い勉強の手順

  1. 基礎固め
    参考書などで問題形式に慣れ、頻出パターンを把握する。
  2. 実戦積み重ね
    志望度の低い企業や、テストを多く実施している企業で実戦練習を行う。
  3. ピンポイント補強
    本番で苦手と判明した分野だけ、必要な教材や問題集を活用して重点的に対策する。

webテストの形式ごとのおすすめ参考書

私が実際に使用して役に立ったと感じたものかつ、一橋の周りの友人からの評価や使用率が高く、世間的な評価も高い参考書を厳選しました。迷っている方は是非書店でパラパラと内容を見てみてください。

SPI

これが本当のSPI3だ! 2027年度版 【主要3方式〈テストセンター・ペーパーテスト・WEBテスティング〉対応】 (本当の就職テスト) [ SPIノートの会 ]

価格:1650円
(2025/2/25 16:10時点)
感想(0件)

内容紹介(出版社より)
就職テスト対策の超定番!「いちばんわかりやすくて、いちばん使いやすい」と大評判。
結果を出すためにも、定評のあるこの一冊からはじめましょう。
オール紀伊國屋「一般就職試験」部門、
丸善ジュンク堂書店全店「就職試験」ジャンルで売上No1。

これが本当の〜シリーズはwebテスト参考書界隈で最もビッグタイトルかつ評判が高いものであると考えています。webテストごとにどの参考書にするかいちいち悩むのが面倒くさい方は、全てこちらで揃えても問題ありません。

玉手箱

これが本当のWebテストだ!(1) 2027年度版 【玉手箱・C-GAB編】 (本当の就職テスト) [ SPIノートの会 ]

価格:1650円
(2025/2/25 16:29時点)
感想(0件)

内容紹介(出版社より)
自宅受検型のWebテストでトップシェアの「玉手箱」。初期選考やインターンシップ参加選考でもよく使われ、大手・人気企業でも数多く採用されるので、早めの対策がおすすめ。また、「テストセンター方式の玉手箱」C-GABにも対応。本書で玉手箱とC-GABの両方の対策ができる!玉手箱とC-GABは、言語・英語・性格は同じだが、計数は違うので独自の対策が必要。

SPIと同様これが本当のシリーズを買っておけば間違いはないと思います。不安な方は書店に足を運んでいろんな参考書を比較検討すると良いでしょう。

TG-WEB

これが本当のWebテストだ!(2) 2027年度版 【TGーWEB・ヒューマネージ社のテストセンター編】【電子書籍】[ SPIノートの会 ]

価格:1650円
(2025/2/25 16:37時点)
感想(1件)

内容紹介(出版社より)
最近実施企業が増加しているWebテスト、TG-WEB。難解とされるが、一度解き方さえわかれば大丈夫。インターンシップ、本選考でもよく使われるこのテスト、本書をマスターすることで短期間で成果が出る!さらに、テストセンター版の再現問題掲載は本書だけ。監視型Webテストも登場。

 効果的にスコアを伸ばすためのポイント

  1. 時間管理
    Webテストは時間との戦いです。どんなに問題が得意でも、時間配分を間違えると本来の実力を発揮できません。練習段階から「1問あたり何分で解くか」を意識し、リズムよく問題を解くクセをつけましょう。
  2. ケアレスミスをなくす
    SPIや玉手箱では、特に計算問題でのケアレスミスが失点につながります。最初は速さよりも正確性を重視し、間違いが多い場合は基礎計算を見直すことが大切です。
  3. 苦手分野の優先順位を高める
    国語が苦手なのか、計数が苦手なのか、あるいは英語が苦手なのかを明確にします。とくに苦手な分野を放置してしまうと、全体得点が大きく下がる可能性があるので、優先的に克服を目指しましょう。
  4. 1日1セクションでも継続する
    大量の勉強を一度にこなそうとするとモチベーションが下がりやすいものです。参考書や模擬問題を一日1セクション、または本番形式のテストを1社分解くといった形で、毎日コツコツ続けましょう。

まとめ

本記事では、26卒現役一橋生の視点から、SPI・Webテスト対策として

1. 市販の参考書を3周して基礎を固める(王道の勉強法)

2. 実際の企業テストで経験値を積み上げる(オリジナル勉強法)

という二つのアプローチをご紹介しました。就活のWebテストは、慣れるほどに得点を伸ばせる性質があります。基礎をしっかり身につけておけば、テスト本番でも落ち着いて対処できるはずです。

さらに、志望度の低い企業で練習を重ねながら、苦手分野はピンポイントで参考書や問題集を購入して補強することで、効率よく実力を伸ばせます。時間管理やケアレスミスの防止といった細やかな対策にも注意を払い、ぜひ「年内内定」を勝ち取ってください!

これから就職活動が本格化する皆さんにとって、SPIやWebテストの対策は避けて通れないプロセスです。早めに取り組み、コツコツと演習を積み重ねることで、自信をもって本番に臨めるよう準備を進めましょう。皆さんの就活がうまくいき、年内内定をゲットできるよう応援しています。

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